父
すーっとスルーしてください。
今年77歳になった父。
すでに、自力で外出はできず、母が車椅子でリハビリに連れて行っていた状態。
その父がこの1ヶ月で、すっかり弱くなってしまいました。
つかまれば立てていた脚に全く力がなくなるところから始まり
いざり歩きもできなくなり
自力で座ることができなくなり
寝たきりになった
箸を使ってお寿司とか普通に食べていたのに
固形食が食べられなくなり
自力で物を食べられなくなり
流動食になり
ちょっとした水分でもむせてまともに飲めなくなり
声をかければ反応するものの
静かにしていると夢と現実を行き来している。
頬はこけ、昔の大きかった父は小さくなった。
体にかかっている布団の上からみると紙のように薄っぺらい体。
自力で動かすのは、わずかに手だけ。
熱がずっと下がらずに、今日入院させました。
1ヶ月と少し。
たったそれだけの時間で、坂から転げ落ちるように弱ってしまった父。
原因もわかりません。
転んでもいない。
何もない。
お医者様も原因ははっきりしないと。
点滴をして、たくさんの管が体につけられ、父は病院のベッドにいます。
私はこの3日連続して父に会いに行き、父の側にいました。
やらなければいけない仕事もあって、この連休は仕事に当てるつもりでいました。
でも、父の側にいて、母の側にいて、できることをしたかった。
父が回復することがあるのか、このまま弱っていくのかはわかりません。
これから訪れる運命を父とともに家族も受け入れなければいけません。
今は仕事が非常に忙しく、常に頭の中から仕事のことは離れません。
そして父のことも。
ホントであれば、私は私の家に父母を引き取るつもりで動いていました。
しかし、シングルの私には、それを即実行するだけの経済力もなく
世間からの信用もなく。
準備より先に父が入院してしまった。
でも退院してくることを信じて、その準備も続けます。
自分のキャパでどこまでできるかわからない。
でも、母がつぶれないように、父が回復して退院できるように。
兄弟とともに、今自分たちをこの世に産んでくれた両親を守る時期が
きているんだと思っています。
でも、夜になると苦しくなるんだよなぁ・・・・。
自分のふがいなさ。
父の小ささ。
いろんなことがグルグルめぐる。
明日も朝になったら、颯爽となれるように。。。
夜は力を抜いてもいいよね。
| ポソっとひとりごと | 23:39 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑