介護は・・・
要介護度は最高の”5”です。
両親を引き取ってから、1年と7ヶ月。
父の介護のほとんどは、母が行い、私はひたすら仕事。
母は父の介護を手伝ってほしいということはただの一度も言いませんでした。
そのかわり、母が疲れたときには、食事は私が作ったり、
私も仕事で疲れているときには、食事は簡単に買ってきたり。
時には娘が作ったりしていました。
公的なサポートも受けていました。
ヘルパーさんの派遣。
入浴サービス。
訪問看護。
リハビリ。
ショートステイ。
それでもやはり母の疲労は蓄積をしてしまったようで。
母も体中が痛いといいだして、寝込んでしまいました。
母のさまざまな検査をした結果、悪いところはなく
やはり介護の疲れとストレスによるものだろうとの診断でした。
ケアマネージャーさんに緊急の依頼をし、
運よくショートステイに入ることができました。
母はげっそりと疲れてしまっていますが、
これから少しの間、治療に専念することになります。
父は、自力で、食べることも排泄することも、寝返りを打つことも
話すこともできません。
胃に直接栄養を入れる、胃ろうも行っています。
母となんども、これでいいのか胃ろうをしながら、人間らしくない命をずっと
永らえていていいのか。
娘は、胃ろうをやめて、自分の口だけで食べることの限界を迎えることを恐れ、
胃ろうをはずすことに反対します。
母は、人間の根源の食を楽しめない状況で、生きることが正しいのか正しくないのか、
わからないといいます。
私はといえば、母が、母自身の生を楽しめるうちに楽になってほしい。。。というのが
本当の願いです。
父がいなくなるのは寂しいけれど、母がこのまま介護を続けて
二人ともボロボロになるのも怖い。
現代の医療の限界のところで命をつないでいる父と
それを何とか支えようとする母。
これからも介護は続きます。
私もそろそろ本気で覚悟を決めようと思います。
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