今日は毒を吐きます
ニュース①ニュース②志村動物園という番組で人気者だったチンパンジーのパン君が、
研修生の女性を襲ったという事件。
これ、志村けんが、ブログでパン君を擁護する記事をアップしていますが。
非常に腹立たしい思いでした。
該当の記事関係者の中では想定外の事故だったのでしょうが・・・
この記事、絵文字は使う、装飾は使う・・・・
一人の人間が、傷つき、療養している最中だというのに、
世間に対し多大な影響力を持ついい大人が、ひどい書き方だと思いました。
このケガをした女性が志村けんにとって大切な人であった場合、
例えばお母様だった場合、同じことが言えるのでしょうか。
同じように絵文字を使い、キラキラと装飾した記事をアップできるでしょうか。
チンパンジーは、獰猛な動物です。
ある年齢に達すると、凶暴になり、肉食になり、共食いをする動物です。
該当の子は、人間にはなれていたでしょう。
でも、野生の血がまったくなくなることはありません。
こういう何かのタイミングで、人間がしつけてきた制御という命綱を
いとも簡単に切ってしまうのです。
私の家にも、5匹の犬がいますが、どの犬も普段は従順で、私の言うことを
よくききます。
でも、何かのタイミングで犬の本能が表に出てくることだったあると思っています。
その際には、その牙の前には、丸腰の人間は歯が立たないのです。
今回の事件、該当の子は悪くないと思っています。
再三、日本動物園水族館協会からも注意をしていたとのことだった。
プロの目から見たら、綱渡りの状態だったということでしょう。
チンパンジーが、自分から
「もうそろそろ人間を襲ってしまうかもしれないから引退させて」
といえるはずもなく、それを見定めるのは、飼育している人たちの判断以外の何物でもないと
思うのです。
今回、動物学校からの研修生ということでしたが、
ずっとチンパンジーを飼育し、知識もあるベテランは、彼女に何も注意しなかったのでしょうか。
そろそろ危険な域にはいってくるチンパンジーが
明らかに見下しそうな研修生を襲うということは想定していなかったのでしょうか。
そして、もしパン君が襲ったのが、志村けん本人だったら、
きっと志村けんはパン君をかばうでしょうが、それで済むことだったでしょうか。
スタッフたちは取り返しのつかないことをしたと悔やまないでしょうか。
志村けんは、パン君をかばうのはよいとしても、
引退させる時期を見誤った周りにいる人々を諌める発言をしてほしかった。
人間のエゴで、人間を襲う年齢まで働かせてしまったことを、反省する発言をしてほしかった。
(志村けんに、引退させる権限などなかったかも知れませんが)
このチンパンジーに「人間を襲った」というレッテルを貼ったのは、
間違いなく人間そのものなのだから。
そして、志村けんの記事にコメントしている人たち。
驚きます。
自分の身内であっても、同じようにパン君の復帰を待つだとか、
志村けんさん、優しくてステキだとか、言えるのでしょうか。
自分の友達が、親が、子どもが、恋人が襲われた張本人だとしたら
同じことが言えるのでしょうか。
万が一、襲われて、ケガだけではなく、命を失うことになっても
同じことが言えるのでしょうか。
コメント欄に批判がほとんどない事にも驚きます。
チンパンジーは、大人になったら、人ひとりくらい簡単に殺せるくらいの
パワーを持っていますよ。
こんなのは動物愛護でも何でもない。
人間のエゴによって、その必要のない動物が被害にあっただけです。
適切に引退させてあげれば、こんなことは起きなかった。
人間のせいなんです。